スーツ生地で使われるウールについて
ウールとは羊毛です。
羊はほぼ全世界で飼育されていますが
毛織物に適した羊は限定されます。
細い毛織物に適した毛となるとオーストライアとその周辺の地域となります。
羊毛には変わった特製があります。
羊毛にはスケールと呼ばれるウロコの様な物があります。
そのスケールは湿度によって開閉する特製があります(羊から刈り取った後でも)
スケールがあることで毛同士が絡みやすく、この特製を利用することで織物ではない布を作ることが可能なのです(フエルトがこれにあたります)
スーツの生地の表示としてsuper○○といって表示されますが
これは糸の細さを表します。
super80 →19.5ミクロン
super90 →19ミクロン
super100→18.5ミクロン
super110→18ミクロン
super120→17.5ミクロン
実用的なのはsuper120~130程度とされています。
糸が細ければ細いほど軽くなり、しわができやすくなります。
細ければ細いほどいいって物ではありません。
どのような用途でスーツを着用するかによって生地の選択を変わるのです。