一般的にスーツの袖丈のバランスはシャツの袖が1〜1.5cm程度のぞくくらいがよいといわれています。
なぜでしょうか?
見た目のバランスはもちろんありますが、それだけではありません。ちゃんとした理由があるのです。
19世紀にはウールのスーツを洗うという考えはありませんでした。スーツの襟裏や袖は汚したくない、その為のワイシャツが存在しているのです。
スーツの袖丈は、姿勢を変えても動いてもワイシャツを着ている以上、絶対に手首に触れることのない長さにしていたといわれています。
単純に見た目のバランスというだけではなくちゃんとした理由があるのです。
現在ではクリーニングがありますのでスーツを洗うことはできます。袖の長さは好みで長めや短めにしたりと自由ですが、由来や基本を知った上で好みを入れるというもの素敵ですね。